Twitterで書いていたような文章の流しを、ブログに書いて遺すのはどうだろうかと思いついて。面倒だったら、そのうち更新が止まります。

淡交テキスト『やきものを知る12のステップ』8
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毎月買っている淡交テキストの8月号です。
今まで全く縁がなく見た事がなかった「菓子鉢」でしたが、ここは非常に華やかな位置づけの器ばかりで、そう言った面では知らないなりに目で楽しむ事が出来たと思います。茶席の和菓子って、それだけでも色鮮やかで美しいけれど、菓子と器の意匠を合わせて「葉を思わせる緑地の器に、菖蒲を模した菓子」「青磁に月を模した餅」「紅葉の絵と、栗を使った菓子」という取り合わせを遊ぶ例は、どれも見事でありました。そういう観点があるのか。

「歴史をまなぶ」好きだった桃山茶陶が終わってしまって、ついに江戸時代の茶陶。小堀遠州と茶入、国焼天目という江戸時代の流れはアフター桃山を知らなすぎるので、そうだったのかと。

「染付」の技法は、先日、戸栗美術館で九州北部の磁器をみたので少し覚えがあるけれど、磁胎の白も、呉須の青も成分と焼成によって様々な発色が得られるのは面白い。自分にとっては、たっぷりと白い余白を見せながら、青はクッキリと色濃く出る組み合わせが好きなのかもしれない。