【感想】龍の髭『中国古典小説便覧』

続いて、文学フリマ東京で買ったよシリーズ!(まだ沢山あるよ!!)
「中国のあらゆる時代を舞台に、オールジャンルで小説創作」をしている、サークル「龍の髭」さんによる『中国古典小説便覧』です。
ryunohige5884.blog.fc2.com

いつも文フリのカタログでチェックしていたのですが、なかなか伺う事が出来ず……前回初めてご本を購入させてもらいました。(当日はスタッフ業務があるので、代理人に買ってきて貰ったのですが…
創作小説の舞台が、本当にあらゆる時代なのが龍の髭さんの特色で、その知識の広さに驚いています。てっきり複数人で書いているサークルさんなのかと思っていたのですが、春秋梅菊さんおひとりでの活動になります。凄い。*1

こちらの本も便覧と名乗る通り、古典小説・戯曲などをあらゆる時代からレビュー形式で紹介しています。それぞれの作品に内容や読みやすさまで加味してオススメ度が★の数でついているので、良いガイドになりますね。さらには日本語での訳本紹介、簡単な中国古典小説の歴史背景、用語の説明まであり、薄手の冊子ながら大変情報量のあるガイドです。
いやぁ、知らない事を知るって、こんなに楽しいのだなぁ……と思える、そしてさらに知りたい時に「使える」冊子だと思います。

春秋梅菊さんのTwitterアカウントはこちらになります。
春秋梅菊 (@chunqiumeiju) | Twitter

BOOTHでも販売中です。なお手元には『中国古典妓女列伝』もあるので、次に読みたいと思っております!
ryunohigechunqiu.booth.pm

*1:なお、kash06は文フリ後の懇親会で、たまたま春秋さんとお話をする機会があり大変喜んでいます。(ただし文フリでは「ジュストさん」もしくは本名で呼ばれているのですが)