精緻で綺麗な物に憧れて、ずさんで不器用な俺の汚い手で触ろうとすると、いつもそれを壊してしまうらしい、いつも。って話

ある朝、インターネットは死んでいた - さようなら - ファック文芸部を読んだ時の、反射的な感情の垂れ流しとして。
今更ながら、自分の主張の相変わらずな筋の悪さに呆れつつ。

http://d.hatena.ne.jp/kash06/20090908/1252422120
2年も前に書いた「「2次元至上主義者vs3次元至上主義」というアングルは、既に次のフェーズに移った」話ですが、話の要点としては、

自分たちが拠り所にしていた場所が誰でも通り抜け可能な公道になってしまった!

を最も言いたかったんです。*1

でも、全然へたくそな文章だし、伝わらないですね。おもしろさもないし。

ある朝、インターネットは死んでいた - さようなら - ファック文芸部

もう普通なのだ。オタクもギークも。電車の中でパソコンで作業し、合コンでは、ITベンチャーというだけで持てはやされることもある。コミケでは華やかなコスプレ衣装で着飾った女性が、カメコと談話したりしている。そういう時代の中で、既に君たちの劣等感の理由は潰されている。もはや、君の劣等感を説明してくれるものはない。剥き出しにされた劣等感が不気味にゴロリと転がっているだけだ。

これだ!
これを書きたかったんだ、たぶん、自分は…!!


鮮やかな文章に打ち抜かれました。あっちは本物です、私のは中学生の日記帳です。

君たちの「へへへ、非リア充ですから」という薄笑いは、便所で飯を食べる人間を追い詰め、そして首をくくらせるだろう。

そういうわけで。本当に困窮している人から見れば、自分なんて「リア充の眷属」でしかないと言われても仕方がないし、所詮偽物である事が露呈してしまいました。

されどリアルで充足なんてしていない。インターネット空間でも、何も表現できない。文章も書けない、魅力がない。そこまでは本当のことであるのに、他の人は自分を見て傷つくのだから、もう何も言えないですね。

でも連帯したって良いじゃないって思いたいのだけど。
どうせ出来ないのだからこそ、あくまでも強制的に、暴力的に、強引に、すべてのすべての、すべての人類が肉体も精神も人格も全てを溶かされて一つにされてしまう、いや、ゼロにされてしまう、人類補完計画は遂行されるべきだと強く願うのです。これは欲望であり贖罪です。

*1:オタク論になると正直分が悪い言葉なのはわかっています。「拠り所」じゃなくて「好きだからオタク」ってのが、少なくとも昔の王道だったハズだ、趣味がオタク寄りだからって拠り所に利用するのは近頃の薄い弱いオタだって言われれば、それまでです。