未趣味

激務ではないけれど、昔より労働の密度は高まってる気がします。それは世の中の仕事が難しくなったのか、自分が年齢的に(経験と社内年次的に)取り組む仕事が重くなったのか、どちら側の変化なのかはわからないですが……と言いながら数年経った気もしています。


自分には「まだ早い」と思って上級のものに手を出さないでいると、私の人生の熱量では一生辿り着けないから、多分、割高になるけどやってしまえばいいという話を思い出しました。
具体的にはバイクがそうでした。毎週の教会にはバイクで通っていたけれど(別に自転車でも行ける距離)、それ以外は2週間に1回くらいしか乗っていない、けど嫌いじゃない、そんな距離感での話です。


友人から安く譲り受けたCBX125Fが、いよいよ延命できなくなり、乗り換えた時です。
250ccの中古をメインに探していたのですが、当時20代のうちに乗らないと一生400ccに乗らない気がして、思い切って中古のCB400 SF HYPER VTEC(初代)を買ったのでした。
やはり走行距離はあまり伸びず、一緒にいた期間は数年だったのですが、恐々ながらも楽しんだ感触は今でも良かったと思っています。
それでも時々7000回転目指してグッとエンジンを回し、高回転でもパワーを得て気持ち良く走れるのを感じるのは楽しかったです。

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バイクに乗っている=バイクが好きな趣味人という前提で話を聞かれると、ちょっと恥ずかしかったですけどね。エンジンや機構も知らないし、どノーマルに乗ってるだけだし、ファッションですらない。ただ運転が嫌いじゃなかったんです。


たぶん、PCも文学・小説も、ゲームも、珈琲も、焼物も着物も、全部がそうです。私は自発的に、自覚的に、趣味を深められる気質を持っていない。
濃い領域の趣味だとビギナーやワナビーが見えないので、自分がいつも中途半端な位置にいる事を、時々情けなく思います。けれども、趣味やコミュニティに対して肯定的な、ぬるいフォロワーであり続けたいなぁと、まぁ思っているところです。


とはいえ、「いや私には無理です」って最初に思う気質なのは、一生変わらないよね!! 学校時代から出し、趣味でも、仕事でも!!!