久々に日記を書きたくなったが、私は日記すら書くことが出来ないという事を書く話

ここ数年、平均すると月に1回くらいのペースで日記を書いており、図らずも去年も同じペースでした。
私は基本的に既に誰かが話している輪に入っていく事が一番得意でして、その次に提供できる話題は「誰誰とこんな事をして、こんな話をした」とコミュニケーションをネタにコミュニケーションをする、人の輪によって輪を繋ぐ、実に自分の中にコンテンツ力のない人間なのです。自分で作り出すことが出来ない。
となると、こうして自分の日記が書けなくなるのも当然だろうなと思う訳です。


20代の頃は、本当に社会性が無く自分に自信が無く、人生のリハビリという名目で、強制的に日記を課していたのですが、どうも内容は具体的に自分を知っているリアル友人に向けてつまらない日記を当時の文法で書いていただけだったので、自分は人生で一度もブロガー足り得た事も、まして創作者であった事もないのだなぁと、しみじみ思うところであります。

他人の文章を読むとき、おそらく平均程度に日本語は読める自信はあるけれど、コンテンツ的な引き出しがないので、日本語をそのまま受け取る以外に大したアレンジが出来ないのも感じています。その点で、日本の公教育による国語教育は大変ありがたいもので、嚙み砕いて自分のものにする力を持たない者にも、せめて誤読を少なく通り一遍には読めるようにしてくれたのだと感じています。


その点、はてなブックマークは記事に対して自分のブックマークをする際に、コメントを追加する事でソーシャル的なあれだっていう建前が非常に自分に向いていたので、長らく愛用しています。記事を読んだ時にやる事は2つに1つで、私のような者がここでコメントすべきではないと戒めるか、今思いついた何かを残すか、そのどちらかです。

元より、インターネットの潮流について自分はあまりに無知なので、口を出すべきではないと思っているのですが、今日は自分のブックマークに限定した話だけします。

anond.hatelabo.jp

古い増田ですが、2016年当時の増田ブクマカの特に1stブックマークを対象にした調査です。
自分が入っているのですが、総ブクマ数が変な位置で多く、つまり非常に打率が低いのに居座っている人だったのがよくわかります。
そして最近の日記やブクマでも嘆いているように、結局最近は忙しさなどを理由に増田を発掘する事も、ブクマ数全体も減ってしまったので、こう注目に値するコメントも書けないのに長く居座ってるから古参からは認識の結果として☆を貰うけど……的な人になったなぁ、と感じるのであります。
いや、早い話が打率が低いのに数も減ったからヒットも何もない。

これはある程度正しい認識だと思っていて、間違いなく自分の公式見解です。
その上で、「いやいや、kashさんはやれてますよ」って言われたいのも本当で、それは物が書けるとか、面白く価値ある記事を見極めるとか、そういう事を「大丈夫、やれてますよ」と擁護されたい欲望に他ならない。そんな者ではないとわかっているけど、それで話が終わるほど簡単でも純粋でもない、という辺りです。
更に言えば、そんな事を思ってしまうのは人間仕方がなくて、別に言わなければ表面的には無かった事になるのだから、自分を守るためにもコントロールは出来ていた方がいいね、とやっているのです。


……少し、いや大幅に話がズレました。
自分は仕事のうえでも、他人の考えた戦略に乗って、誰かへの最高のイエスマンでありながら自分の解釈を入れて商品・サービスを売る営業職であり、本当にものを作ったり、構造や戦略を編み出す事が出来ないので、ようやく年末年始に辿り着いて見まわした時、実は趣味も仕事もあらゆる場面で大丈夫かな、大丈夫じゃないかなと思うこの頃であります。

それでも、この先はますます老いていく中で、何かの役に立つなら今を燃やすしかない。自分が何かを始めたいのなら、長居するつもりなら、仕方なくても今やるしかないのです。
といったところで終わろうと思ったのですが、ふと思い出して、過去の日記から類似エントリーを見付けてしまいました。ずっと同じ話をしてるな……。

kash06.hatenablog.com

もっと古いやつ
kash06.hatenablog.com


結局のところ、自分はすごく狭いローカルの中で感謝されたり、忘れられなければ、それで十分生きて行けると思います。
今年も宜しくお願いします。