文学フリマとはてなと私

特別お題「今だから話せること

はてなTwitterではkash06というIDを使いつつ、文学フリマの会場ではネットゲーム由来の「ジュストさん」という名前で呼ばれている、ジュスト@kash06です。
kash06って記号だから声に出しづらいもんね。

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はてなブログさん、文学フリマ東京に出店おめでとうございます。
00年代からはてなダイアリーを利用しつつ、長らく文学フリマにも遊びに行ってた私が、ここでお題に参加しなくては!
という事で、締め切りの夜に突貫で、何か書きます!!

さて、今では文学フリマ会場で文芸を中心に購入していく愛好者な顔をしている私ですが、そもそも文学フリマに辿り着いたきっかけが、実は当時の「はてなダイアリー」でした。

かつて、はてなダイアリーをはじめとしたブログ界隈で熱心に論じられていた非モテ論。
我々はなぜ非モテで、何に悲しみや苦しみを感じているのか。何を恐れているのか。
連日のように論じ合い、あるいは自分の心のままに叫んだり。
私もまた、そのような「はてな非モテ」のひとりであり、非モテ論者であったのでした。

そうした中、00年代後半から10年代にかけて、はてなダイアリーを中心にした非モテブロガーによる同人誌「奇刊クリルタイ」というシリーズがあり、彼らが発表の場として文学フリマに参加していました。
私は、この『クリルタイ4.0』で行われた「非モテ論客大アンケート」に参加したのがきっかけで、初めて文学フリマに足を運んでみたのです。

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最初は評論を中心に文学フリマを回っていたのですが、そこで知り合った創作文芸の作家さんたちが、実に個性的な題材で作品を書いているのを見て、段々と文芸ジャンルを買うようになったのでした。
作品のみならず個人的な付き合いもある、よい友人が沢山できました。今でも推し続ける素敵な作家さんたちとも沢山出会いました。

こうして、文学フリマを長く楽しんでいる良い話っぽくなっていますが、最初のきっかけが「非モテ論」というところに時代を感じずにはいられません。
「今だから話せる」なのか「今更ながら話します」なのか、そんな事を思い出しながら小さな記事にしてみました。