誘致委反省会

さて、ということで柄にもなくネタに走ってしまった件のエントリーですが、ブクマにてid:rAdio様の仰るとおり、少々遊びが過ぎた面があったことはその通りです。
言い訳めいてしまいますが、話の元ネタであるカッコイイ非モテ男子としたい(はぁと)が、ダ・ヴィンチ04号のインスパイアネタであったことが念頭にあったため、私の目的自体が「大元ネタに被せるに最適な街」という前提があった上での「非モテ系男子の街」狙いになってしまったのが正直な話です。

ダ・ヴィンチ 2006年 04月号

ダ・ヴィンチ 2006年 04月号

大元ネタでは「文化系女子の街」が、いわゆる谷根千*1エリアの古い町並みを、それっぽく流してる感じでして。そこで、本郷(ここも古書店のある学生街)の対抗としての神保町という意識が少しだけありました。他の方があげてらした高田馬場も似たような感覚で納得です。(ただ、私のホームでないので私からの誘致は致しませんでしたが

とはいえ、全く「単なるネタの為のネタ」かと言えば、そのようなつもりでもなく…ただ念頭に置いてあったのが、いわゆる喪な方々ではなく、「はてな非モテネタやってるんです、ふふふん」的な自意識から逃れられない、いわば「はて非」ネタでしかなかった、ということかもしれません。
それと、コレは「非モテ男子」側の一部分から見た神保町の一方的な推薦であって、広く若者一般の神保町論とは程遠いことは確かですので、あまり悲観されると申し訳なくて仕方がない次第です。ただ、メインカルチャーが神保町に宿り続けているか、となりますと…現在のメインカルチャーの基盤が、必ずしも「昔ながらの古書店廻り」である必要性は薄れてきているのではないかとも、思います。あくまで個別の話でしかありませんが、院生の友人などの話では研究資料が明確になっていれば古書店廻りをするより、日本の古本屋などで最安の書店を検索し、その時間を少しでも研究時間に充てたい…といった感じになっているようです。もちろん、一般化出来るほどの話じゃないですけど。 …とはいえ、神保町に求められているのは「神保町で買う」という行為そのものへの満足感に移っている面も、多少はあるんじゃないかなぁ…とは思う所です。
御茶ノ水に関しては「楽器店があるから」というより、「楽器店がある…にもかかわらず、自分には関係がない」という関われない哀しさ的な感じでした。が、確かに、インパクト薄すぎで余計だったかもしれませんね。

結局、「文系」にも「理系」にも「文化系」にも「なれなかった」悲しさを抱えた人間でも、やっ
ぱり大好きな、とても心地よい街なんですかねぇ…。