大久保町の決闘―COLLECTOR’S EDITION (ハヤカワ文庫JA)

大久保町の決闘―COLLECTOR’S EDITION (ハヤカワ文庫JA)

で、昨日早速買ってきて読んでました。早川書房から出た、新装版「大久保町の決闘」。
しかも本棚から電撃文庫版を出してきて読み比べ。もう貴重な休みをそんな事に使うんじゃない。

相変わらず、面白いです。頭を緩くして楽しめる大衆喜劇でハッピーエンドで、とにかく笑える。

それはともかく。両方を見て思ったのは、基本的な文字送り・文字の級数が変わるだけで、こんなにも印象が変わるのかと。意外にも、電撃文庫の方が文字が小さく頁毎の文字数が多い(文字スペースにゆとりはあるけど)ので、プロローグとかはサラサラ流れちゃう感じ。
ハヤカワ版は章(日付)で中扉を入れてるし、節ごとにも改行がしっかり区切ってあるような感じで、時間の経過は感じるかも。じとっと読むのは、こっちの方が好きかも。

あと、こういう新装版でよくある加筆・修正版とかね。エピローグを大幅に増設してます。前より国連病院がより怖く、大久保町民がよりいい加減になってます。ヒロインと、ばっちりハッピーエンドになってるとか。
それと、もう一つありがちな新規の過去エピソードの追加ね。主人公の父親の若い頃の話。これ、電撃版の最後の方にあるイラスト頁と全く違うイメージにあがってますね。

で、さらにはてなで日記なんて書いてるから、ますます時間を奪い去られていく、と…。