望みながら半身だけ諦めるみたいな中途半端さが一番イケナイのかな、自分は

http://d.hatena.ne.jp/bluede/20061012/1160669103
リンクやコメントでは世の中の理不尽にどう対処するか…という方向で盛り上がっているようですが、私としては、それはどうでもよくて。まぁ、どうでもよくは無いんだろうけど、一人でも理不尽に出会うんだから、もう一人関係者が増えようがそれは変わりがないと思うので。
どちらかというと、「自分が関わると良くない」という結論に、いつもいつも自動的に辿り着いてしまうという、読んだとおりそのまんまの問題が気に掛かります。まぁ、そこまで問題を単純化すると、男女関係なく、みんなが共通して抱えうる問題にも思えるけど…表題が「弱者男性」なのは、もっと限定的な意味があるのかな?

「周囲からいじめや迫害」とまではいかなくとも、それこそ元々のリンク先にある「市場」の商品という捉え方で自分にマイナス要因を感じるシーンが続くと、「相手にまで迷惑が…」と考えやすくなるのかもしれません。くだらないことかもしれないけど、球技やら研究やら仕事やらで「自分がチームに入らなければ良かったのに」と冷静に判断してしまう事とか。別に、そのことを誰かに言われたり、それについて迫害されなくとも、事実として「自分が関わると迷惑ばっかりかかってるなぁ…」というシーンばかりを見てしまうと、別のことでも同じ考え方をしてしまいそう、とか。
個人的な体験ですが…小学校でサッカーをする時、チーム分けで最後まであぶれてしまい*1、じゃあ最後一人どっちのチームが私を入れるか(入れた方のチームは一人多い状態でプレイできる)、というジャンケンで、私を取れなかった方のチームに「先攻のボール」が与えられる事にした瞬間、揃ってボールを取り合うジャンケンをした時には、逆に、この事を自ら持ちネタにしてしまいましたね。まぁ、しゃべり方を工夫すれば、結構うけたんですけど…。そうやってうまい回避をやっておかないと、事実としては普通に「みんなが自分を選ばない事に必死になってる」場面を、ぼんやりと眺めるのは結構イヤなもんだと思います。いや、本当はスポーツが苦手な子でも、他の場面で埋め合わせたりできれば良いことなんですが、他にも全部ダメだったりすると…。

ちょっと話を広げすぎましたが。
普段はワリと突き抜けたフリをしている私ですが、どうやらリアルに考えて選ばなければならない事態になった時、「俺ではダメだ、負担にしかならない」としか考えられなくなると、つくづく実感する昨今です。何年掛かっても、まだ抜けきれてないのかと、いい加減思いますが…。まぁ、問題の例のような妄想じゃなくて条件から推し量れる事実にしかすぎない可能性も高いのですが。

「こっちに来ないで欲しい」・・・それが「世間に抗う手段をもたない者」としての最大の礼儀であるが、しかし理解されることは滅多にない

まぁ、事実であろうがなかろうが「理解されることは滅多にない」ことだけで、十分参るのですが。

結局、自分のスタートラインは男女/モテ/非モテ関係なく「選び」という言葉なのかもしれません。

*1:それ自体は、誰かが必ずなってしまう事だから仕方がないとは思いますが