これはワザとやってるのかな

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20061030it05.htm

先進国の「ニート率」13%…ILO調査
 【ジュネーブ=渡辺覚】国際労働機関(ILO)が30日公表した若年層(15〜24歳)の雇用情勢報告によると、日本、米国、欧州連合(EU)などの先進国では昨年、就職も進学もしない「ニート」の比率が13・4%に達したことが明らかになった。

 海外でも、ニートの増加が大きな社会問題となっている模様だ。

 ILOによると、世界の若年失業率は13・5%、実数で約8500万人に達する過去最悪の水準だ。若年失業者は10年前に比べて約15%増加しており、労働人口全体の失業率6・4%の2倍を超えている。

 ニート問題が最も深刻なのは旧ユーゴスラビアを含む中東欧地域で、若年層の33・6%が該当する。

(2006年10月30日13時34分 読売新聞)

「就職も進学もしない」という誘導は酷すぎる。
「海外でも、ニートの増加が大きな社会問題となっている」という表現から「ニートって奴らが世界的に増えてるぜ!(こわいこわい)」と読ませようとしてるのだろうか…。

これでは、意図的に「就職も進学もしない」のではなく「できない」のであり「拒絶されている」という姿が、隠蔽されてしまう。 中段の辺りにはちゃんと書いてあるように、世界の若年失業率の問題ではないのかね?

人類レベルの総体で考えれば、古い時代よりも確実に、安く大量にモノをつくる技術が発展しているというのに、そこにあるモノが手に入らない倒錯した未来世界が広がるんでしょうか。いやまぁ、経済の事なんて、からっきしワカランのですが。