さっきの続きから。

http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/200902/CK2009022402000040.html

朝倉「ただ(首脳陣が先発は)5人でまわすって言っているから…。現状では(先発ローテに)入れないでしょ」

今中「そんなの分からない。やってみないと。それに本当に5人で回すなら20勝は夢じゃない。ただ、(シート打撃に登板した)19日のような投球じゃダメだよ」

朝倉「ずっとダメなんです」

今中「見ていて何がしたいか分からない。目標が低いからそうなる。目標が高ければやることが増えるでしょ。健太が1年目ならビッグマウスだけど、10年目でしょ。20勝するために、残り少ないキャンプをどう過ごすか。打たれる打たれないは別。そんなレベルの低い話をしているんじゃない。(先発ローテで)投げるんだと思っておけば、打たれても内容を受け止める。課題が見えてくる。それをキャンプで修正して、開幕までのラスト2回の登板で初めて集大成を出せばいい」

終始押されっぱなしな朝倉君ですが、昨年の体の調子や成績を考えると、その苦境が滲み出てるようです。

さて、今中さんが仰るとおり、ある人が「最後になりたい姿」を高く求めて、そこから何をしようと考えること。よく自己啓発的に同様なハッパが掛けられて、もうとっても何だかなぁな気持ちになるのですが、こうやって対話として出てくる言葉を見ると、納得できる部分も多いです。
記事の中では「いつも控えめ」と言われてるけど、こう「頑張りたいけど、気持ちが邪魔をして目標を立てることを疎外してしまう」というか、「大きな事を言うだなんて、とんでもない」とか「目標とか言うのはマッチョの為の言葉で、自分みたいな人間が口にすると苦しくて死んでしまうんじゃないか」とか思ってしまい、目の前だけしか見えずに四苦八苦してしまう人が、というか私が、大局という言い訳で良い意味で悪い開き直りをする、良いきっかけになればいいんじゃないかなと思います。
で、たぶん今中さんと朝倉君の対話から読んだからスッキリと胸に入ったけど、ネットの記事や煽りで読んだら絶対に腹を立ててたと思います。事実けまらしいだけの言い回しが多いので、それは仕方ないでしょう。