補筆:独身会について(前編)

先日のDoKさんの報告について、(一部の方々には)重大な部分のフォローをすっかり忘れておりました。

そして話は独身会の現状について意見を出し合う。この中で別会副会長が中道穏健路線我らが緑の独身会への宗旨替えを示唆する発言を行っていたことは実に興味深かった。

いやー、前々から少しずつはこぼしてたんですけどね。

さて、この発言の背景を見る為、せっかくですのでこれを機に「独身会」について、簡単な総括でも致したく思いまして。そんなワケで、多少知らない方も想定しながらご説明することといたしましょう。

まず独身会は非常に簡単なルールに基づいた集まりでして、6つの規約だけが、その全てであります。

独身会規約

  • 会員は独身であることとする。
  • 会員が結婚した場合、会長から披露宴(またはそれに準ずる)の席で破門を言い渡される。
  • 破門された会員は自動的に愛妻会に入会する。尚、最初の破門者が初代愛妻会会長となる。
  • 会長が結婚してしまった場合、自らに破門を言い渡す。
  • 次期会長は会長指名か指名の無い場合は会長に次ぐ会員番号を持つ者が襲名する。
  • 愛妻会については、破門者が出てから委細を検討する事とする。

ですが、実はこれらの規約の上位に位置する、暗黙のメタルールがありまして、要は「僕らの人間関係に名前をつけよう」というのが一番の目的だと思います。まず最初に「我々の関係」があり、そして次にネタとしての細目があって、目的・機能は「我々」と「『独身会』という名称」の2つが決まった段階で、既に宿命づけられたといいましょうか、「自動的に浮かび上がって」来た。 …というのが、あくまで私の見解。そこら辺の受け止め方は人によって、間違いなく違うでしょうし、まぁkashディレクションな見方だと思ってください。

こんな遠回りをしつつ、次は独身会の活動を見てみます。通常、我々が「独身会」と呼ぶのは、「我々が所属する組織」としての「独身会」、そして「独身会員が集う集会の名前」としての「独身会」の2つの使われ方がされております。じゃー、その集会って何ナノさと言うと、ぶっちゃけ単なる「オフ会」*1。まぁ「オフ」と言っても、そもそもが友人同士・友人の友人、といった繋がりなので、どちらかといえば「昔は毎日のように会ってたけど、今じゃ時間的にも地理的にも、ネットで繋がってるのがメインになっちゃったねぇ」という我々が集まるのです。もちろん、私のように「友達の友達」であったりする場合*2もあるので、そこは個人間の立ち位置によって微妙に変わるトコですが。

そんな「独身会」に、今年の2月大きな事件が起こります。分科会的な下部組織「別会」、「緑の独身会」、「MG会」の誕生です。では、以下各組織の特色と目的を、各会派のページより抜粋(参加者など一部修正)。

独身会”別 会” 代表・人影、副代表・kash、会員・rkym

”別会”とは、独身会設立目的に立ち返り、独身会全体の活性化を図ろうという有志の集いです。
独身会設立時の”会員がモテたら目から嫉妬ビームを出しつつも、生暖かく祝福”
”会員がゴールしたら嫉妬の炎を燃やしつつも、冷ややかに破門”といった”モテ指向”も許容できる
懐の深い独身会を目指します。

”一枚岩”も時に有効ではありますが、組織・人材が伸びやかなる発展を遂げる為に必要なのは
多様な価値観を認め、自由に発想し意見を述べあえる体制であると考えます。

我々は、独身会の一層の発展に寄与すべく、ここに独身会−別会の設立を宣言します。

緑の独身会 代表・t_yg 、会員(?)*3・DoK

設立目的

緑の独身会(以下、「本会派」という。)は、独身会の基本理念を継承しつつ、総ての独身会会員が独身貴族としての身分を謳歌するために、自由主義的思想に基づく中道穏健路線を堅持し、これを以って独身会の一層の発展に寄与すべく、ここに設立されるものである。

参加資格

下記のすべてに該当する者は、本会派への参加を認める。

独身会の会員であること。

本会派の設立目的に共感し、行動できること。

会則

本会派の活動は独身会会則に則って行うこととし、独自の会則を設けない。

M G 会 会長:Smoky_s(独身会会長)

我々MG会は”MOに対する憎しみとMNOへの友愛””MNOのMNOによるMNOの為の独身会”
を基本精神とする独身会有志の集いである。

会長、MG会設立の辞

沈黙を守っている、親愛なるMNO諸君。
MG会はあなた方の支持を求めたい。

我々は偉大な独身会を築くと宣言した。
諸君らの支持を得られれば、公約を早く履行できる。

我々は、諸君らMNOの嫉妬に燃える熱き心に期待する。

会規
  • 一、我々は独身会設立の理念を尊重しつつ、その発展に全力を尽くす。
  • 一、我々はMNOとしてそれに恥じない行いに心がける。
  • 一、じゃからって力に訴えたりしませんよ?

コラ、そこ。「MGって、オチじゃねーか」とか言わない。…というより、3つ並べると、ほんとバカみたいだねー。いや、大好きな馬鹿さ加減だ。
こうして見ると、やはり「別会」のリベラルっぷりが非常に浮いて見えるのですが、独身会内部でも自他共に認める「リベラル左派」として発足しました。私としては「リベラル左派」というより、その「発展史観」っぷりに「左翼」の魂を見いだしたように思えます。とはいえ「生暖かく祝福…といった”モテ指向”も許容できる懐の深い独身会を目指」す、と謳う表現に、人民全体の発展という幻想が完全に揺らいでしまった90年代以降の、「マルクス主義的というより社会民主主義的」みたいな、ゆるやかな左派のような印象も感じられるのが、実に生温い我々のようです。「多様な価値観を認め、自由に発想し意見を述べあえる体制」も、ややもすれば文化多様主義を通り過ごした価値相対主義に陥りかねないのでは、と再解釈してみました*4。「足掻く人にも人権を」的なリベラリスト集団*5
「緑」については「リベラル派中道」といったポジショニングを意識されていたのでしょう。実は、様々な人材が「緑」になだれ込むかも知れない、という噂があったほど、受け皿としての可能性を最も秘めていた会派です。会員の2人は、私が認定する独身会1,2のCoooooooooolメン。そのせいか、会派の方向性もどこかクール。そんなせいか、私には「独身会リバタリアン」による「何でもアリ」且つ「自分は自分」的な「大人の世界(ワールド)」を見るようなイメージが。ただ、他人の上昇には基本的には無関心なようなので、そこに空虚さを覚えるような「革命家」にはオススメできません。(笑)
……MGは…。いや、実は色んな元ネタがあったりして、良く出来た説明文なんですけどね。サイレントマジョリティの決起を期待するような「設立の辞」とかね。後はまぁ…。
神聖モテモテ王国 1 (少年サンデーコミックス)

さて今日は「独身会本体」及び「会派」の概要について、私見を交えながら振り返ってみました。明日は「“別会”の総括」と「kashの弁明」を予定しておりますが、ネタが浮かばなかったら、このまま無かったことに…(ぇ


追記:読み直してみると、社会関係の用語の使われ方がムチャクチャで、意味があってない箇所すらあるのですが…どちらかといえば、内輪で誇張表現を楽しんでくれたら嬉しい類の堕エントリーということで、平にご容赦のほど願いたく存じます。。。

*1:…という言い方が正しいかどうかわかりませんが

*2:ちなみに「北海道に住んだ事がない」のは、ただ私一人です

*3:副代表になったとは聞いていないので、とりあえず会員とカウント

*4:実はそこにすっぽり嵌ったポジショニング取りをしていたのが、何を隠そう、不肖私副代表kashだったりして?

*5:独身会員としての公平を目指す立場…かな?