先週読んだ本

仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 (中公文庫)

仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 (中公文庫)

世界を革命する力を!(嘘
バカ単純に思ったのが、社会の構造を棚上げして個人の資質として断罪する風潮は、確かに感じるし、それはとても嫌なものだな、と。何も雇用だけの問題じゃないけど。あと、経済での成功は経済だけのお話、といった感じで、人格の一部はあくまでも一部として、全体を計る物差しに使うべきではないなぁ、と益々思います。これから場に於けるモードの使い分け→人格を分裂的に使い分けるように、益々なっていくのだったら、特にそうじゃないか、と。*1

うわー、これがまた、普通に本としてただ読むだけなら、とても読みやすいタッチなんですよね。うっかりこのまま、すっぽり受け入れそうな甘さが自分にはあるので、もうちょっと考えたいです。あと、あとがきを読んで、最近の流れとかを考えると、どうもこの先生は、大衆をとりあえず即危険にはならないよなぁ…って落とし所に流し込みたいようなイメージありますよね。亜細亜主義とかを持ち出したり、個人がバラバラなまま対立するのはよしとせず、かといって戦後の学校的なイイコ尺度で人を取り込めるのもマズイから、どちらでもない方に方向付けしていこうみたいな? 牧者みたいな? というかシャアか!?(違

*1:全く関係ないけど「妄想だけは既得権益」という言葉を思いついた、今。(笑)