月曜から喫茶店でランチ - @dohsenのあずましい暮らし
それ「ズル休み」だよ!
- アーティスト: 槇原敬之
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1993/10/01
- メディア: CD
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そう。槙原敬之の「ズル休み」だと思いました。
帰り道のコンビニには なんでもそろってるけど
二人をもとに戻す 接着剤はないらしい
日曜出勤から つかれてもどる僕は
一人ぼっちのつまった 袋を片手にドアあける
主人公は、恋人と別れそうなサラリーマン。「仮称:フラれもん」とでも呼びましょうか?(でもこれ以降呼ばない
もう、仕事で忙しい。日曜も出勤。
(中略)
サビはまた槇原らしい例のアレ。今でも好きだとか、立ち直るのも君の為とか、そりゃ、非モテの俺が言うのも何だけど、真に受けるのもどうだろうというか。曲の大事な部分だけど、今は関係ない。
説明が先に行きすぎたので、少し戻って2番の歌い出し。
明日は月曜日 会社をズル休みして すいたコーヒーショップで おなかいっぱい食べよう
ね、「ズル休み」だ!
(一応、完。あとは駄文)
煙草をとり出して ぼんやりしてるうちに
ウェイトレスがカップと 気持ちまで全部片付けて行く
昔は、この歌詞が「全部空っぽにかたされていくのに、一人だけポツリと取り残される感じ」がして、マイナスなイメージが強かったんですけど、今思えば「空っぽにされてく中で、ようやっと自分と向き合って、再構築してく」ようなイメージもあるんだね…というか、普通に読めばそう読めるハズだよね、、、と。ほんと今更。なんでもネガティブよりに捉えすぎだったな。(まぁ、槇原の歌だから…
サビはほんと「まぁ、いつもの感じだね」ってくらいなので、自分としてはそれほど気になる歌でもないかなぁ…。
僕は誰かを探すよ それはきっと君のためだよ
世間じゃ、ココが良いとか悪いとか言われるんだろうけど、何か「いつも通り感」がある上、妙に押しつけがましくてさほど好きではないのです*1。
例えば髪を切るように 生き方は変えられない
でも、直後にこんな事を言われると。うーん、こっちの方がよっぽど呻いてるな、と思って好きですよ。自分もその呻きに引きずり込まれる。
まぁ、そんな歌のことをDokさんのエントリーを読んで、ふと思い出した次第です。
人は必ず誰かに 愛されてると思いたい
君のこと想うように 僕もいつか愛されたい
……曲の最後の最後で、ものすごいフレーズを投げつけて、この曲は終わりますよね。並の使い手が用いたら、諸刃の剣というか「はかいのつるぎ」(ドラクエ)級に身が持たない。でも、今考えると…どうも槇原の本気の呻きな気がしてならない。。。
これ以降もそうだけど、どんだけ成功しても、どんだけ称賛されても、ずっとずっとこういう歌詞を書けそうな、書いてしまいそうなトコロが、その才能と隣り合わせな悲しみを感じるよなぁ。それも好きなのかもしらんけど。
僅かに震える白いガウンに、君の悲しみを見るような感じ。ドコのチャンピョンだよ。
*1:槇原自体は全般的には好きだけど