はてなブックマーク - 「いちおう結婚」社会の脱家族論:日経ビジネスオンライン

「既婚」、「未婚」、「非婚」よりも以前に、「ひとりでも生きていける社会」というのは大事だと思う

ブコメしましたが。
家族が温かいとか、リスクヘッジになるとか、結婚するにも色々な考えもあると思うし、また逆に非婚を選ぶにも色々な考えがあるかと思います。けれど、社会として「ひとりだと生きていけない社会」というのは、少なくとも厳しすぎる気がします。たとえ既婚者であっても、離別・死別…考えたくもない要因で「ひとり」になってしまった時、それを単なる宿命論や精神論で片付ければ良いワケではないでしょう。ですから結婚派の人であっても「ひとりで生きられる」という社会的な余地について顧みる意味はあると思います。
元記事の話に戻ると。
これは「おひとりでも生きてゆける強い上野先生による*1、おひとりさま賞賛」…などではなく、主に前半で書かれている通り、問題のポイントは社会との接点だと思われます。
家族が居れば孤立してないなんて事は決してないのは、記事に挙げられた事例を見ての通りですし、おそらく近年に国内外で起きた殺人をも含む大きな事件のあらましを見れば、家庭の中で孤立したり、社会や世間の中でも取り残されてしまった人々にまつわる、非常に残念な事態に至ってしまった例は、感触ベースですが決して少なくはないと思います。
という、教科書的な理想論は浮かぶのですが、現代の日本で、意味ある繋がりを「つくる」っていう方法や感触がサッパリわかりませんねー!
いい加減、共感ベースで「わかる/わからない」でグダグダやっても、繋がりをつくるどころか敵対感情を育てるばっかりになってるし、やっぱ「人様にご迷惑を掛ける」ことに対して「掛ける」事も「掛けられる」事も極端に回避しつづけた結果がこれだよ! を、どうにかするしかないのかねぇ…でも、自分も別にただの生温い現代人の末席でウロウロしてるだけだしねぇ。

*1:ここまでは間違ってない、と思う!