“脱オタクファッション”→“ファッション無間地獄”の背景 - シロクマの屑籠を読んで。

服飾選びはロールプレイングゲームの“よろい”や“かぶと”とは異なり、とにかく高くて綺麗な品を身につければ良いというものでもなければ、派手・華美・綺麗なアイテムを揃えれば良いというものでもない

というくだりを見て思ったのですが。最近のネトゲとかで、よく装備のLv制限があるじゃないですか。低レベルだと強い装備が着られないとか。現実でも、心境的なストッパーみたいなのがちゃんと働いて、無理なレベルの装備が出来なくなってればいいのにねーー、とか考えてしまいました(笑
まぁ、何が「高レベル」かって定義が数字で出せるワケじゃないのが現実だけどっ

だからファッションにこれから手をつける人や、最近興味を持ち始めたばかりの人は、[自分自身の自信の無さ][不安]が服選びにどの程度影響しているのか、ときどき意識してみると良いと思う

なんだか、面白い指摘だな。ちょっと前向きに検討してみようじゃないか、とか思いましたよ。

それから、ちょっと自分の話。
それなりに昔からネット界隈の脱ヲタ指南で言われてた事に「無印・ユニクロ入門の壁」→「適度に安いコムサで白黒モノトーン厨の壁」→「丸井・伊勢丹で無差別無思考に突撃厨の壁」→……というのがありますよね。自分の場合、普通の人よりも酷く飲み込みが遅いのや、思い切れない性格もあって、4〜5年掛けて1つ1つ全部の壁に捕らえられてる現役痛いヤツなのですが。
じゃあ、見事にネット指南の通りに「プゲラ」されてる現状を、さっさとぶち壊してしまえばいいかと言えば…案外、そうは思ってないかもしれません。今はね。
多分、単純に「俺は(ネットで読んで)よくわかってるから……厨じゃないぜ!」と、ただの裏返しをすれば解決するとも全く思わないですし。何より、こう、他ならぬ自分自身が、実際に生活の中でやってみた上で、どうしてもそうなってしまっているのだから、それは、ある面では仕方のない事だと考えてます。
何も全てが直線的に進歩しているとも思わないし、その時、その時がある程度しあわせに感じてるんだからいいんじゃないかな…おそらく、振り返って後悔をするような類の、いわゆる目先の楽しさってワケとも違うだろうしね。

何だかんだいって、自分の給料を恥じない程度に自由に使った結果だから、普通に「それはそれで良い」って思えてるだけなのかもしれないけどさ。