今の自分が書けること? 「多治見行きたい」 それだっ

ブログを書く意味について、特にはてなを中心にして色んな人が、回顧したり、今の心境を語っていますね。
短文ではなく長文を書く意味、意識。それは何なのでしょうか。
しかし私はこんなにも文を書かない、書けない凡人なので、私がそこに乗る資格は無いと思っています。



という事で!
今日は「やくならマグカップも」の後半コーナー「やくもの放課後」について書きたいと思います。
これは実写パートになっていて、メインキャラクターの声優4人が多治見の町を回って、やくもに出て来る舞台として多治見の良さを紹介するパート……という位置づけなのですが、何の資料も見ずに思い出しだけで書いても、ここが良い!

主役は多治見

最近の声優さんは、顔出しの仕事が多いから……なんて思うのは、最初の数回だけでした。
確かに頑張ってテレビ向けのリアクションをしてるなーと思う時はあるのですが、いや、彼女たちはリアクションを頑張る事で何をしているのか?
そう、単にテレビ向けの顔を作っているのではない。多治見の良さを伝えたいための、リアクションなのですよ!
いわば、多治見という神殿に使える巫女として、そう、神威を表すためなのです!(なんだそれ

アイドルのプロフェッショナル精神

最近の声優さんは、顔出しの仕事が多いから……なんて思うのは、最初の数回だけ!
たとえば芹澤優ちゃん、カメラが回ってる時の反応がすごい。料理でも陶芸でも、作業中にカメラが向いたなと思うと、カメラに目線向けて2つか3つくらい表情くれるんですよ。
これが、もう完全にアイドルスマイルで、ここにプロフェッショナル精神を見た! i☆Risすごいな!

カレー皿が主役、カレーは結果

シェフ大泉の夏野菜スペシャルは、夏野菜で料理を作るんだと毎回騙された大泉さんが、野菜を収穫したり、カレー皿を焼くところから作る事になる名作なのですが、やくもの放課後はここが違う!
美濃焼のマグカップとカレー皿を焼く方が主役だから、カレー皿とカップを使うために野菜を収穫したり、岐阜県の食材でカレーを作る対決をやるんだ!! 逆なんだ、逆!!

やっぱり主役は多治見の人!

五平餅のおばあちゃん、うどん屋の亭主……。あの人たち、突然良い話し始めて出演者を泣かせに来るから油断できない!

テーマ曲が名曲

まねきケチャの「まわる世界に」が良すぎて、iTunesで買ってから1日に5回10回とか、多いと20回くらいリピートして聴いてて、たぶん6月だけで100回くらい聴いてる。

www.youtube.com

まわる世界に

まわる世界に



いかがでしたか?(いかがも何もない

本町オリベストリートもまた行きたいし、織部のうつわ邸も今度は行きたい!! という個人的な思いで書きあげました。

えーっ、「やくも」アニメの第2期が決まったのー!?

はてなでは、たぶん id:death6coin さんやyas-malさんの次の次の次くらいに「やくならマグカップも」を追い掛けていると思うkash06です。(勝手に他人を第一人者扱いする)
作品だけじゃなくて、地元企業がやってる点とかも面白いんですよ。

kash06.hatenablog.com



さて、その後

NEWS|TVアニメ&実写『やくならマグカップも』

akiba-souken.com

2021年10月より、第2期制作・TV放送決定!|NEWS|TVアニメ&実写『やくならマグカップも』

やったよ、第2期おめでとうございます! 姫ちゃん、だいぶ綺麗系になった。原作よりも姫乃の動機や成長に焦点が当たって、荒川さんの脚本が良さを活かしてるのだなぁ……と思ってます。

2021/06/26 22:13
b.hatena.ne.jp

原作はページ数の力で、色んなエピソードを挟んだり、ちょっと真面目をやった後で照れくさそうに笑いやツッコミを入れたりして、その素朴さも好きなんですが、アニメ版は非常にシンプルかつわかりやすく台本が構成されていて、見せる力がありましたね。蛍を見に行く話なんて、尾行相手が小泉先生になるだけじゃなくて、まさか姫ちゃんの部活動に対する気持ちが表れていたなんて。
最終回も、あの「バキャッ!!」からエンディングまでが、非常にスッキリとテーマに直結した形に整理されていて、良かったです。*1
いや、良かったなんて澄まして書いてますが、あれは泣きますね。そりゃ田中美海さんも最終回のアフレコで泣きますわ。

エンディングの感じですと第2期は松瀬さんも堂々登場しそうですし、あの松瀬さんのライバルキャラだけじゃない意外な可愛げとか、十子先輩も自分を見直す良いきっかけになる部分とかが描かれるのを期待しています。10月までわずか3か月……あぁ、そうだ「花咲くいろは」の続編ノベルも読まなくちゃ。それで待とう!

*1:刻四郎さんの「座ってみたくなった」から姫ちゃんの涙と笑顔が、原作よりも結びついている感じですね。原作は、割った瞬間から土下座までのギャグっぽい勢いと顔芸が、良くも悪くも強くて……!

えー、「やくも」アニメがもう終わっちゃうのー!?

今を去ること3年前、2018年の夏休みに美濃焼を見るため多治見・土岐へ旅行*1してから、完全に当地のファンになりました。
旅行前に参考にした東濃エリアの公式観光サイト「美濃焼くるくる」です。
www.minoyaki-kurukuru.com


そんな中で出会ったのが、岐阜県多治見市を舞台にした地域振興フリーペーパーマンガ『やくならマグカップも』。
yakumo-tajimi.com

バックナンバーページへのブコメを見ると、2019年2月には辿り着いていたようです。

バックナンバーダウンロード:「やくならマグカップも」公式サイト

定期的に来ないと、どこまで読んだかわからなくなる、ある意味長期連載。

2019/02/23 17:18
b.hatena.ne.jp
そう、季刊誌のようなペースなので、年に4話しか進まないんですよ!
だから高校生活が何年間続くんだろうな……って、ある意味で心配しながら連載を追っていました。

そんな、地域密着型で誰に言ってもなかなか伝わらない*2作品が、ご存じの通り、2021年4月からアニメ化。
ついに今週で最終回を迎えてしまうのです……!
yakumo-project.com

いろんな面でこの作品について語りたいし擁護したいしオススメしたいのですが……それは置いて、今日は単なる日記として言い残したい。



この3か月、毎週アニメがあり、CBCのラジオ番組があり、「コミックスのアニメ化のコミカライズ(!?)」があり、これまでに無い密度と濃度で発信があったのに、また年4回に戻ってしまう寂しさが尋常じゃなくヤバイです!!

RADIO|TVアニメ&実写『やくならマグカップも』
mangacross.jp


これ、微妙に気づいてくれるかわからないけど、アニメをやるから地元が乗っかってるんじゃなくて、元々2010年から地元でやってた地域振興の企画がコミックスの形態になり、それがアニメにまで発展したわけなので、結構ストレートに「また多治見・土岐に行きたいなぁ、前には回り切れなかった窯元や、市之倉方面やセラパーにも行きたいんだよなぁ」という思いに直結してます。*3

今はインターネット経由で、多治見・土岐の美濃焼作家さん窯元さんの商品・作品を買う事で、プロジェクト自体の目標である東濃地域にダイレクト課金してるのですが、安全に旅行が出来る頃になったらば、ぜひまた行きたいと思います。

それにしても、この3か月は作品史上で最高の期間でした。そこに立ちえあえて良かったです。

*1:増田お嬢鯖部の陶芸のお嬢鯖の影響が大きい気がします

*2:正確には、death6coinさんは2015年にブコメしてる大先輩なのですが

*3:だから地元がアニメ作品に乗っかり過ぎみたいな誤解を見掛けるの、すごく残念だったりする……。あとEDクレジットの特別協力に、最初から地元の歯科医院とか鉄工所が名前を連ねてるのが、なんか強い。うん、インパクトあった。

気付いたら90日以上更新のない日記になっていたので、広告を回避したい……的な。
人生の長期的な展望をちゃんと考えられる人もいれば、出来ない人もいますよね。私は本当に計画が作れなくて時々かなり不安になります。

誰かに指示されて文句を呟きながら生きていきたいし、そうするのが本当にお似合いだなと思っております。

人間として最低限の生きる計画とかをしなければ。そんな思いがいつも続かないので、生き方が常に行き当たりばったりで。


教会と職場と趣味を往復していれば、あまり大きな不安もなく死ねるのであれば本当に助かるのですけれど。それは贅沢な事を言っていると、本当に思います。

あと、自分が始めてしまった事に忙殺されて、どこかで手が回らなくなりそうなのも将来の不安のひとつです。
でも人類史的に普通の庶民って、そんなに考え事をしなくてはならないのかな。いや、大人なら自分の生き方くらい考えているのですか?

研鑽とか成長とか投資とか老後とか教育とか昇進とか教えるとか教わるとか、自分には出来なくないですか? いや、少し嘘。誰か「きっとやれそうですよ」って言って下さい。他人ほどありがたいです。なんてね。

別に何かに触発されたわけではないのですが、何となく、最近の流行りにも似た話。

換気扇の交換

ここはダイアリーなのだから、日記を書く事を思い出したいですね。
ところで昨年から換気扇から摩擦の音が鳴るようになったり、回転が遅くなったりして、そのたびに掃除などをしてきたのですが、今月になってついに回転が止まってしまう事態に。
軸が悪いのか、取り外しの羽根まで抜けなくなっているので、どう考えても取り換えるしか方法が無くなってしまいました。


某所で嘆いたばかりなのですが、先月にエアコンの修理があったばかりなのに、立て続いて起こる家電の不調。いくらかかるのかと嘆きつつヨドバシを検索してみると、意外な事に五、六千円で買えるんですね。
寸法を測り、それでも自信が無かったので念のためにヨドバシカメラの店舗で実物を確認しつつ、配送を加味してヨドバシのアプリで購入。(実物を見てアプリから注文できるヨドバシの素晴らしさ)


これが一昨日には到着し、今日、2月11日の祝日を利用して取り付ける事にしました。
どのくらい時間が掛かるのかと覚悟しながら、まずは壊れた換気扇の取り外し。


……あれ、思ったより順調だぞ?
困るようなシーンが一つもなく、あれだけ懸念していた換気扇の交換は僅か15分足らずで完了してしまいました。良かった。
しかし新旧取り換えで換気扇を取り外すと、台所の壁に突然、約30cm四方の穴がぶち抜かれていて、完全に外が見えている状況は不思議でしたね。


ここで到着した換気扇、作業前、作業中、外した換気扇、完了までを全て写真に収めておけば、wattoさんのような便利なライフログになるのでしょうけど、まじめなweblogではなく単なるダイアリーなので文字を書き流すだけで終わります。

2020年の個人的な増田文学・増田文芸を振り返って

あけましておめでとうございます。
皆様インターネット生活を楽しんでいらっしゃいますか?

2020年の増田文学を振り返った投稿が相次いでるようなので、自分も何か書こうかなと思った次第であります。
そこで自分のはてなブックマークを読み返して、ブクマされた増田を紹介をしたいと考えました。

さて、私は「増田文学」「増田文芸」「増田小説」という3つのタグを使っています。厳密な区分はないのですが、「小説・文芸として意識して書かれた増田」については後者2つのどちらかを使っています。Web小説っぽいと増田小説、個人的に表現や文体に面白さを感じた時は増田文芸になるのかな。
そして増田文学ですが、増田文芸の中でもテーマ性を感じるものや、創作ではないのに文学性を帯びてしまった魂の叫び増田などにおおよそ用いています。
全てはブクマした瞬間の気分なので、厳密な定義ではございません。

増田小説の部

anond.hatelabo.jp
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この2作だけでした。このタグ、きっと使わなくなるな……。

増田文芸の部

2020年は「オメガラーメン」シリーズや、似た雰囲気をまとった一群がとても好きでした。個別に「オメガラーメン」タグを付けたほど。

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「三文話だよね。自分で書いてて、たいして面白くないわ。俺は団鬼六になれない。」 筋書よりも、この一文に文学を感じて惹かれました。増田文学とダブルエントリーです。

ここから先は荒川区と北区の増田という増田にまとめられた一群が並びます。

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個人的な思い出なのですが、最後に尾久駅で降りたのは、同い年だった友人の葬儀でした。尾久から都電荒川線に向かって歩いたのかな。だから「思い出なんて、贅沢だよ」というテーマが刺さってしまって。
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連作ですよね、これは。書かれたのは、こちらの方が先でした。
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すごいですよね、2020年5月。こんな秀作がいくつも出てくるんだから。これは300ブクマを超えたし、私も増田文学タグも付けてます。

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これは極端に改行のないオメガラーメン。
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舞台が関西である事と、追記がある珍しいタイプの文芸増田。東京以外がもっと増えても良いですよね。
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直接的に感情を表す単語を使わずに、見聞きして考えた事を辿るだけで、都心の若者のうつろい的なものを描いてるのは上手いなぁ……と思います。普段から文章を書き慣れてる人の技ですよね。
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自分は「増田文芸」でタグを付けて、「増田文学」にはしなかったんだな。確かに、これは好きな文芸だ。表現だ。
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熱いノンフィクションながら、これも「増田文芸」でブクマしていました。

実は、この時点で2020年の増田文芸タグは終わってしまいました。秋以降、私の増田離れ・ブクマ離れがあったのだと思います。同時に増田も文芸離れしていたのでしょうか。

増田文学の部

増田文芸とのダブルエントリーは飛ばします。

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増田の生き様に文学を感じてしまった系。「それは洗練された文芸でなくとも、増田自身が帯びる文学性みたいなものかもしれません。」という増田文学論をブコメで展開。
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いま読むと、文章のボリュームから配分まで、まるで計算されているよう。女の子との体験を多めに、つい書いてしまいがちな個人的な感傷を圧倒的に抑えている。うまいね。
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そりゃ文学だけど……。
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怪作だった。面白いのに、手から握力が急速に失われる呪いの増田。自分のブコメも意味不明で全く面白くなく、混乱ぶりが見て取れる。
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他のシリーズは増田文芸タグなのに、これは増田文学タグなのは、多分個人の好み。タイトルの取り方が刺さるね。シチュエーションも好き。
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これは圧倒的に良い増田文学だなと思ってます。
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嘘か誠か、あるいは何がメインなのか、増田にしてやられた。引き込む文章が上手いので、どこまでが本当なのか全くわからないというか、うまく手玉に取られた事を楽しむタイプの増田だった。

増田文学タグは、本数こそ厳選されていますが、年末まで続いていました。これはおそらく、増田離れをしつつも読んだ増田に文学性を感じてしまったら結果的に付けているからだと思います。

オメガラーメン増田について

オメガラーメンは作風が少なくとも2系統あると思っています。ひとつは「荒川区と北区の増田」に近い雰囲気の系統で、主に男女の会話で話が進むシリーズ。(ただ、今思うとオメガに比べて「荒川区と北区の増田」系の方が時間の経過を示すような締めで、過去への想いを強く感じる気がします)
ふたつ目は鍵括弧を使った会話をせず、短く区切った地の文章をポンポンと繰り出してくる、今この時を切り取るかのようなスタイルです。
もうひとつは?(ここでブクマカが大喜利
……結果的に作者が1人であれ、複数であれ、実に面白い一群であったと思います。

総評

2020年の増田については、各増田論者が指摘する通りに色々な事が重なって、増田が読みづらかった年なのは間違いありません。
しかし、その中でも増田文学・増田文芸は途絶えることなく、ブクマ数は少ないとしても光る作品が多い、隠れ豊作だったとも思います。
それに加えて自分の好みについて過去のブクマも掘り返したのですが、男の哀愁系が笑える実録調だと増田文学に、シリアスだと増田文芸に分類される傾向が高い気がしてきました。

未趣味

激務ではないけれど、昔より労働の密度は高まってる気がします。それは世の中の仕事が難しくなったのか、自分が年齢的に(経験と社内年次的に)取り組む仕事が重くなったのか、どちら側の変化なのかはわからないですが……と言いながら数年経った気もしています。


自分には「まだ早い」と思って上級のものに手を出さないでいると、私の人生の熱量では一生辿り着けないから、多分、割高になるけどやってしまえばいいという話を思い出しました。
具体的にはバイクがそうでした。毎週の教会にはバイクで通っていたけれど(別に自転車でも行ける距離)、それ以外は2週間に1回くらいしか乗っていない、けど嫌いじゃない、そんな距離感での話です。


友人から安く譲り受けたCBX125Fが、いよいよ延命できなくなり、乗り換えた時です。
250ccの中古をメインに探していたのですが、当時20代のうちに乗らないと一生400ccに乗らない気がして、思い切って中古のCB400 SF HYPER VTEC(初代)を買ったのでした。
やはり走行距離はあまり伸びず、一緒にいた期間は数年だったのですが、恐々ながらも楽しんだ感触は今でも良かったと思っています。
それでも時々7000回転目指してグッとエンジンを回し、高回転でもパワーを得て気持ち良く走れるのを感じるのは楽しかったです。

www.honda.co.jp

バイクに乗っている=バイクが好きな趣味人という前提で話を聞かれると、ちょっと恥ずかしかったですけどね。エンジンや機構も知らないし、どノーマルに乗ってるだけだし、ファッションですらない。ただ運転が嫌いじゃなかったんです。


たぶん、PCも文学・小説も、ゲームも、珈琲も、焼物も着物も、全部がそうです。私は自発的に、自覚的に、趣味を深められる気質を持っていない。
濃い領域の趣味だとビギナーやワナビーが見えないので、自分がいつも中途半端な位置にいる事を、時々情けなく思います。けれども、趣味やコミュニティに対して肯定的な、ぬるいフォロワーであり続けたいなぁと、まぁ思っているところです。


とはいえ、「いや私には無理です」って最初に思う気質なのは、一生変わらないよね!! 学校時代から出し、趣味でも、仕事でも!!!