さて、昨日ですが。
教会の祈祷会にかこつけて、そのままCBXで走ってきました。
さすがに東京も九月の中旬ともなると、夜は寒いですね。Tシャツの上に、長袖を１枚羽織っただけでは、風が冷たくて…。江戸川をもの凄い勢いで北上しながら、空が綺麗だったので、そのまま水元公園に行くことにしました。
どうやら最近、水元公園の周りの道が、夜間二輪通行禁止になったらしく、ちょうど出口のところにあった交番前で警視庁に止められることに…。
「今日は、どうしたんですか」って言われても、素直に「いや、色々とくだらないから、月が綺麗で、走ってました」と言った所で、暖かい部屋でじっくりお話を聞かれるだけだと思い、そこは正直に「〜〜の教会に行った帰りで…」「住所は〜〜ですけど、いつも、少し走ってから帰ってるんですよ」と。
「あぁ、軽いツーリングみたいな？」「えぇ（社会人なので）、日中忙しいモンで…」
そんな感じで話しつつ、もう片方の人が免許の照合をしてるようでした。
「実は…このあたり、最近バイクによるひったくり事件が増えてまして、それで通行禁止にして取り締まるようになったんですよ」と、夜間取締の経緯も、そっと教えてくれました。多分、あっさりと免許も出したし、（自称）社会人で、大学の校友会のカードもたまたま見られましたし、それにメガネライダーだから、大丈夫だと思われたのでしょう。（笑）
しっかり指導を受けたあと、「スピードとか、気を付けてくださいね」ということで事なきをえました。（「この歳で事故とか恥ずかしいですから」と、ワケのわかんない回答をしたんだけど、ぽろっと口から出ただけに、かなり本音かもしれません）
埼玉県で迷いました。
月が出ていたので、方角だけは何とかわかったので、東京方面と思われる方向へ行こうとしましたが、それ以前に細かい道に嵌ってしまったので、とにかくより大きそうな道を探して流れていき、東京を目指すのはそれから、ということに。
しかし、距離で言えばほとんど変わらないのに、何故か埼玉に入ると都内と明らかに町並みが違う気がします。葛飾や足立の北部も、やや埼玉っぽい町並みだったりしますが。何が違うと言われても簡単には答えられないのですが…この国境付近に住む人なら、東京・千葉・埼玉の微妙な違いって感じるような気もします。あと、完っ全に寂れきった商店街などを見つけてしまうと、もはや地方・都会に関わらず、この国の…いや、我々の消費や生活の嗜好・設計自体が、行き戻れないところに来てるんじゃないかと思いました。別に良いとか悪いじゃないけど、と言いながら、あの寂れた町は決して良くはないか。
結局、埼玉から千葉を経て、再び水元公園へ。
岩槻橋という交差点から公園の入り口まではバイクが通れるので、そこでバイクを止めて公園を歩くことに。あまりに寒かったので温かい珈琲を買おうとしたら…さすがに九月じゃ、まだ全然ないよ！ 数台ある自販機のウチ、何故かポッカ１台だけがホットも扱ってました。この感覚すばらしい！
しばらく、ぼーーーっとしてましたが、思うところあって、対岸のみさと公園側へ移動。公園の池が東京-埼玉の国境線なのですが、大きく公園を迂回して反対側へ。県立みさと公園側の方は、都立水元公園に比べると、正直、街灯やらの整備はあまりされておらず、木や水がそのまんま公園って感じがあります。また、どちらの公園もすぐ裏が住宅街なのですが、埼玉側の方が明らかに静かで暗めなのですよ。
そんなわけで、０時から一時間くらい、ぼーーーーーっとしてました。月とか星とか見て。都内…じゃない埼玉だから首都圏か、ですと、やはり空が常に明るいのですけど、夏に比べて相当綺麗に空が見えるようになってますね。
ま、山の１つも見えない、日本でも珍しい場所に住んでるから、行くトコに困ってしまうのですが、深夜くらい公園だって、少しはいいかもしれないッス。海とか言っても、東京湾てアレだからね。倉庫・工場群の人間疎外的な林立がワケもなく恐いから苦手。
なんか、また釧路湿原に立ちたいですね。死ぬ前に神威古潭にも行ってみたいし。
