メモ

父親との会話で、なかなか噛み合わない日本の現状への認識が、いったいどこから来るか少し糸口が見えた。
まず親父にとっては、過去の政治に嫌気がさしている点で、今の方がぐっとマシだと。そして、日本の現状は「まだまだですよ」と。「まだまだ」つまり、これから先、この延長上に期待を持っている、というのだ。
東京一極集中と世界的に見ても(もちろん国内的にも)高い生活負担が、日本に暮らす一般人の実質的な所有価値を(…延長上に幸福感をも)大きく減らしている、と。…で、これから先、どうやら今まで高負担を強いられてた要因が減るさ、そうすりゃ「年収300万円」でも、その300万円が「本来持っていた価値」を発揮出来る、ということらしい。です。高負担を強いる構造というのか、きっとそういうのが敵なんだろうなぁ。
私としては、確かにモノの価値が下がるとはいえ、その年収300万だって「平均年収」の話でしかないと思うので。だから、親父の言う「大丈夫」は、全ての人に雇用と収入が安定して供給され続ける前提でないと、ねぇ…。多分、そこら辺がついうっかり暗黙の前提になってしまうのが、きっと私の世代と感覚が違う気が。もちろん、仕事なんて選ばなければ…というのも、無くはないのですが、それでも低賃金労働しか手に入れられない層だとか、賃金を得る為に求められる仕事の内容の難解化というのかそういうのもありそうだし、そうなると、実質的な対価としては良くなっていかない気がっ……まぁ、そこら辺は「気」でしかないけど、少なくとも感覚が違うんだー、と思った。
逆に私の弱点は、前々から自覚してたけど。結局僕は都会育ちで、迷路ゲームにはもう飽きた。
…いや、くるりはいいから。
で、ホントに「東京」と「地方」の差とか、そこら辺がとっても弱いんですよね。ホントにワカラナイ。そんなところでした。